JR西日本は、山陽本線の柳井駅〜下松駅間で昼間時間帯に集中工事を行うことに伴い、一部の列車を運休します。
実施日は2021年5月17日(月)で、工事時間帯はおおむね9:00〜16:00の約7時間程度です。この間、同区間で普通列車上下各7本の運転が取り止められ、架線や信号設備の取り替え、レール交換等の作業が行われます(時刻表は下表を参照)。
運休区間においては、バスによる代替輸送が実施されます。柳井駅〜下松駅間の所要時間は通常の列車で約35分のところ、代行バスでは約50分となります(道路事情により予定通りに運行できない場合があります)。代行バスから列車への接続は行われないため、乗り換え先の列車は後続列車以降となります。このため、代行バス区間を挟んで通しで利用する場合は、目的地への到着が通常より1時間以上遅くなる場合があります。
代行バスはJRのきっぷ、定期券、回数券等で乗車できますが、ICOCAなどのICカードは利用できません。また、代行バスの乗降場所が駅から離れている箇所があるので、利用の際には注意が必要です。
JR西日本によると、枕木などの老朽化した線路設備の改良工事や、災害復旧工事を早期に行う必要があるにもかかわらず、労働人口の減少に伴い、線路保守作業員の確保が困難になっているとのことです。保守工事を効率的に進めていくためには昼間時間帯に列車を止め、集中的に実施する必要があるとして、利用者に理解を求めています。